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ips細胞とは何か?分かりやすく簡単に説明してみた

2012.10.10

iPS細胞とは何か? わかりやすく簡単に説明してみます。

 

京都大学の山中教授がips細胞を作り出すことに成功し、ノーベル賞を受賞したことが大きなニュースになっていますね。

 

 

ips細胞とは何ぞや?と思っている方も多いかと思いますが、一言で言ってしまうと、

 

移植用の臓器を作り出すことができる細胞です!

 

 

髪の毛や皮膚から採取した細胞をiPS細胞に変化させることによって、ありとあらゆる臓器が作れてしまうという画期的な研究成果です!

 

 

iPS細胞は別名、「万能細胞」とも言われています。

人間のさまざまな器官に成長させることができるため、「万能」と呼ばれています。

 

生物から取り出した細胞を、その細胞が臓器などになる前の状態にリセットたものがiPS細胞です。

 

臓器移植の場合に、他人の臓器を移植すると拒絶反応が起こりますが、このiPS細胞を使うことによって、自分の細胞で臓器を作り出すことができるので、拒絶反応のない臓器がいつでも作り出せるのではないかと期待されています。

 

 

iPS細胞って何の略?

まず、信じがたい小話からひとつ。

 

iPS細胞の「i」だけが小文字なのは、アップル社の「iPod」をまねて命名されたためだそうです。

 

この話を聞いたとき、うそだろ~と思っていろいろ調べてみましたが、山中教授もテレビで話していたりと本当のようです。
iPodのように、多くの人に親しんでもらえる様にと名付けられたそうです。

・・・ 話を本題に戻して、

 

 

iPSというのはInduced pluripotent stem cellsの略です。

 

何のこっちゃ・・ という感じですが、ひとつひとつ日本語訳すると。

 

induced 引き起こされる
pluripotent 多分化能
stem 茎,幹.
cells 細胞

 

うーん・・・ まだ何のことだかよくわかりませんね。

 

日本語訳だと、

「人工多能性幹細胞(じんこう たのうせい かんさいぼう)」

となるらしいのですが、これもまったく意味がわかりません。

 

 

英語の意味からひろって簡単に訳すと、

「いろんなものになることができる可能性のあるメインの細胞」

とでもいえばいいでしょうか。

 

要は、生物の器官に成長する前の「元」になる細胞のことです。

 

 

 

iPS細胞はどうやって作られる?

生物は、はじめは1つの細胞ですが、それがどんどん分かれていって、たくさんの細かい細胞が臓器や骨や筋肉などの器官になっていきます。つまり、生物になる前の細胞、様々な器官になる可能性をもった細胞です。

 

そこで、皮ふの細胞を取り出して、その細胞がまだいろいろなものになる可能性があったときのような状態にもどすことのできる遺伝子を入れることで、iPS細胞は作りだされます。

 

 

ノーベル賞を受賞した京都大学の山中教授は、マウスでiPS細胞を作り出すことに成功しました。

この画期的な研究成果は、2006年8月にセル誌に掲載され世界中の話題を呼びました。

 

日本人で最もノーベル賞に近いといわれていましたが、6年後の2012年になってようやくの受賞となりました。

 

iPS細胞の倫理的問題点 男同士の子供が誕生!

iPS細胞は医療の進歩にとって画期的な研究ですが、ひとつ倫理的な問題点があります。

 

それはiPS細胞を使うとどんな細胞も作れてしまいます。

その中には精子や卵子も含まれています。

技術が発展すると、髪の毛や皮膚の一部さえあれば、その人の精子や卵子も作ることができるようになってしまいます。

 

どこかで、勝手に自分の子供が作られる可能性があると考えると怖いですね・・・

(ちなみに文部科学省がiPS細胞から作られた精子や卵子での受精を禁止しました。)

 

さらには、なんと、iPS細胞を使えば男性から卵子、女性から精子を作ることもできてしまします。

そうすると、男性同士や女性同士の子供を作ることできます。

 

子供の問題に関しては宗教や習慣など、様々な倫理観の問題になりますので今後技術が進歩してくると議論になってきそうですね。

 


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